プロ御用達のこのカッティングシートは、ホームセンターなどで売られているものとは異なり、本物の素材感と強度/耐久性にこだわっている。特に今回選んだカーボン仕様のCA-421は屋外耐候性にも優れているのが特徴で、ボンネットやエアロパーツに貼ったりなど自動車のカスタム用途でも利用されているものだ。一般のカッティングシートとの一番の違いは、熱で伸びる特性を利用した曲面仕上げが非常にやりやすいということ。ドライヤー(小ぶりなクルクルドライヤーが使いやすい)を使ってゆっくり引っ張ると、面白いように曲面に沿って貼ることができる。
とはいえ、この曲面仕上げは素人にはなかなか難しい。ドライヤーを当てながら両手で引っ張るのがいいのだが、残念ながら普通の人の手は2本しかない。試行錯誤の末、首と肩でクルクルドライヤーを挟んで固定し、両手をフリーにすることでなんとか曲面仕上げを行うことができた。
よく見るとシワがあるのが分かるのだが、目立たない部分なのでよしとする。フロントフェンダーはシワになった部分がちょうどカウルで隠れる(計算済み)。ステップ部は足を乗せるところまで貼ってしまい滑るので、シワ隠しも兼ねて滑り止めのマットを敷く予定。
カッティングシートは幅122×長さ100cmを5380円で購入したのだが、フロントフェンダーとステップ部を貼ってもまだ半分以上余っている。iPhoneのハードケースやノートPC、ケータイをカーボン風に……と、いろいろ使えそうだ。